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フランチャイズビジネスで金持ち父さんのBクワドラントに行けるのか?

投稿日:2018年9月22日 更新日:

どーも、ЯYUです。

今回はフランチャイズビジネスとはどのようなもので、どのような構造になっているかということについて説明したいと思います。

金持ち父さんシリーズの『金持ち父さんのキャッシュフロークワドラント』では、ビジネスオーナーであるBクワドラントに移動するために、ビジネスシステムを所有し、そのシステムを動かしてくれる人を雇う必要があるということが言われています。

経済的、時間的自由を手に入れるためには、ビジネスシステムが必要不可欠であるということです。

そして、金持ち父さんのキャッシュフロークワドラントによると、いま一般に使われているおもなビジネスシステムには次の3つがあります。

  1. 昔からある「Cタイプ」の会社―自分で独自のビジネスシステムを作り上げる
  2. フランチャイズ―既存のシステムを買う
  3. ネットワークビジネス―お金を出して既存のシステムの一部となる

この中で、2のフランチャイズについて説明していきます。

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フランチャイズの定義は?

日本フランチャイズ協会によると、フランチャイズビジネスの定義は以下の通りです。

フランチャイズとは、事業者(「フランチャイザー」と呼ぶ)が、他の事業者(「フランチャイジー」と呼ぶ)との間に契約を結び、自己の商標、サービス・マーク、トレード・ネームその他の営業の象徴となる標識、および経営のノウハウを用いて、同一のイメージのもとに商品の販売その他の事業を行う権利を与え、一方、フランチャイジーはその見返りとして一定の対価を支払い、事業に必要な資金を投下してフランチャイザーの指導および援助のもとに事業を行う両者の継続的関係をいう

フランチャイズビジネスにおいて、フランチャイザーは、フランチャイジーに対して経営ノウハウやシステムを使用する権利を与えます。

それに対して、フランチャイジーはその見返りとして一定の対価を支払います。

日本でいうと、コンビニが典型的なフランチャイズビジネスと言えます。
どこに行ってもあるといっても過言ではない、セブンイレブンやファミリーマートなどは、多くのフランチャイジーによって成り立っています。

みなさんがよく利用するコンビニは、フランチャイジーによって経営、運営されているのです。

直営店と加盟店

フランチャイズビジネスを理解するために、直営店と加盟店の違いをしっかり認識することは欠かせません。

チェーン店って全部フランチャイズなんじゃないの?

このように考える人もいるかもしれませんが、すべてのチェーンがフランチャイズとは限りません。

チェーンストアChain Store)は、大資本を元手にブランド、経営方針、サービスの内容、外観などに統一性を持たせ、多数の店舗の運営や管理を行う経営形態のこと。チェーン店(チェーンてん)とも呼ばれる。
出典:weblio辞書

このように、外観や経営方針などを統一した店のことをチェーン店と呼びます。
そして、チェーン展開する際にフランチャイズビジネスという形で進めていくとフランチャイズチェーンと呼ばれるものになります。

つまり、チェーン店の中でもフランチャイズではないブランドはたくさんあるのです。
例えば、スターバックスはごく一部を除いてフランチャイズではありません。
そのため、スターバックス株式会社がすべての店舗を管理しているということになります。

新規店をオープンする際も、スターバックス株式会社がお金と人材を用意して、自らビジネスの拡大を図ります。
このように、大元の会社が運営する店舗を直営店と言います。
つまり、スターバックスの店舗はほとんどが直営店ということになります。

それに対して、フランチャイズビジネスでは、大元の会社が別の会社または個人に対してフランチャイズ権を与えます。
そのため、フランチャイズの加盟者であるフランチャイジーが運営する店舗は加盟店ということになります。

大元の会社が自らお金と人材を用意して店舗を作る場合もあるため、直営店と加盟店の割合はチェーンによって異なります。
直営店1店舗だけであとは全部加盟店のチェーンや、直営店と加盟店の割合が半分半分のチェーンなど、パターンは色々あります。

フランチャイズビジネスってどんな仕組み?

フランチャイズビジネスがどのような仕組みであるかということを図で表すと以下のようになります。

契約に基づく事業

フランチャイズは、フランチャイザーとフランチャイジーは共同経営を行うわけではないため、それぞれの成功や失敗はそれぞれがきちんと責任を負う必要があります。

また、フランチャイザーの方が優れていて、フランチャイジーは劣っているといった上下関係もなく、対等な関係となっています。

フランチャイズパッケージ

フランチャイジーは、フランチャイズ加盟することによりフランチャイザーからフランチャイズパッケージを与えられます。

フランチャイズパッケージは、経営ノウハウや商標、システムなどのチェーン店をスムーズに運営していくための権利がつまっています。

対価の支払い

フランチャイジーはフランチャイズパッケージを得る対価として、加盟金とロイヤルティーをフランチャイザーに支払います。

加盟金とは、フランチャイズ加盟をする際に、フランチャイザーに支払うものです。
ロイヤルティーとは、フランチャイズ加盟している際に継続的に支払うものです。

フランチャイザーは、時間とお金をかけてフランチャイズパッケージを作り上げているため、加盟金やロイヤルティーの対価を支払うことは当然のことです。

しかし、フランチャイザーが提供するフランチャイズパッケージのクオリティーに見合わない加盟金を徴収するなどといった悪徳な手法が広まることもあり、そのようなことはフランチャイズビジネスの注意点とも言えます。

フランチャイズビジネスのメリットとデメリットは?

『フランチャイズ本部構築ガイドブック』によると、フランチャイズビジネスのメリット・デメリットは以下のようになっています。

フランチャイズ本部のメリット

  • 小資本でも大きな事業展開ができる
  • 短期間で大きなマーケットシェア獲得ができる
  • 地域密着の事業展開ができる
  • スケールメリットを享受できる
  • 加盟金やロイヤルティを徴収し、安定収入源を確保できる
  • 店舗デザイン・商品等の統一性により、イメージアップ・販促効果が期待できる

フランチャイズ本部のデメリット

  • 継続的なノウハウ開発及び加盟店指導のための人員・経費を要する
  • 一部加盟店の本部依存体質(自助努力の欠如)の出現により、チェーン全体の活力不足、イメージダウンが生ずる
  • 不振点が発生した場合、その対応のため、多額の経費と労力を費やされる
  • 加盟店との協調関係の保持や、ノウハウ流出のリスク対策に経費と労力がかかる

フランチャイズ加盟者のメリット

  • 本部の持っている優れたチェーン名・システム・ノウハウ利用で個人開業や個人経営に比べ、危険性が少ない
  • 経験がなくても、本部の指導・教育により事業の開始・運営ができる
  • チェーンの知名度・イメージを活用できる。また、効果的な販売促進策が実施できる
  • 個人開業に比べて、比較的小資本で開業できる場合が多い
  • 安定した原材料・資材の供給を受けることができる
  • 環境変化に適応した事業経営ができる
  • 販売活動に専念できる
  • 安定した商品・サービスを販売することができる
  • 相談相手がいて、疎外感がない
  • 金融機関等へも信頼が高まる

フランチャイズ加盟者のデメリット

  • 本部への依頼心が強くなり、経営努力や販売努力を怠る場合がある
  • 標準化されたシステムであり、創意工夫の余地が少ない
  • システムが店舗立地や経営者の能力に合わない場合がある
  • 業績は本部の優劣にも左右される
  • ロイヤルティ等独自営業には無い費用が発生する
  • 本部が、フランチャイジーの利益よりフランチャイザーの利益を優先する場合がある
  • チェーン内で不良点が出ると、その影響を受け、他店でもイメージダウンになる
  • 契約条件が本部主導になっている場合9が多く、加盟希望者の希望条件が受けいられる余地が少ない
  • 契約解除後は、それまでの実績を自分自身のブランドに活かしきれない

フランチャイズビジネスには、本部と加盟者それぞれにメリットデメリットがあります。
フランチャイズ加盟を検討する場合は、加盟者のメリットデメリットだけではなく、本部のメリットデメリットを知っておくことは非常に重要です。

フランチャイズ加盟によって金持ち父さんのBクワドラントに行けるのか

ここまでフランチャイズビジネスの定義や仕組み、メリットデメリットについて説明してきました。

では、フランチャイズによって金持ち父さんで言われているBクワドラントに移動することができるのかということについて考察していきたいと思います。

まず、フランチャイズ加盟をするということは、完全かどうかはそれぞれのフランチャイズチェーンの成熟度にもよりますが、完成しているシステムを買うということを意味します。

Bクワドラントに行くには、お金を生み出すビジネスシステムを所有し、そのビジネスシステムを他の人に働いてもらって運営することが必要です。

そのため、質のいいフランチャイズに加盟し、適切な人材を雇うことができ、ある程度の利益を生み出すことができればBクワドラントに移動することができると言えます。

しかし、1つ注意するべき点があります。

『金持ち父さん貧乏父さん』が書かれたのは2000年です。
そして、『金持ち父さんのキャッシュフロークワドラント』が書かれたのは2001年です。

これらの金持ち父さんシリーズでは、金持ちとなった著者であるロバートキヨサキ氏が、金持ち父さんに教わった教訓が紹介されています。
その中で、金持ち父さんは富を築く一つの方法としてフランチャイズビジネスに携わりました。
そのため、ロバートキヨサキ氏は間近でフランチャイズビジネスのすごさを体感していたということになります。

しかし、問題点があります。
フランチャイズビジネスが急速に発達したのは20世紀です。
そして、その頃のフランチャイズビジネスと今の日本のフランチャイズビジネスの特徴は大幅に異なります。

金持ち父さんシリーズで紹介されているキャッシュフローゲームで、ラットレースを抜けファーストトラックへ行くと、様々なビジネスを購入できますが、その中で例えばピザのフランチャイズがあります。

ピザのフランチャイズのようなフランチャイズビジネスは、加盟金をはじめとする初期費用は非常に高額です。
5000万や1億などを払う必要があります。

ピザのフランチャイズのような従来のフランチャイズでは、これくらい費用がかかるというのは当たり前のことでした。
そのため、フランチャイズ加盟は富裕層向けと言えたことでしょう。

初期費用1億のピザのフランチャイズでオーナーとなり、店長を雇って自分は何もしなくてもいい状態になるとしましょう。
初期費用は高いですが、もしこのフランチャイズの利益が年1000万だとすると、ROI10%の投資と考えられます。

自分は何もせずに、毎年1000万円の不労所得が手に入るのです。
これこそまさしくビジネスオーナーと言えるでしょう。

さらに店舗数を増やしていくことにより、さらなる収入も見込めます。

このような従来型フランチャイズに対して、現在日本では非常に低額で始められるフランチャイズビジネスが増えています。

2018年9月22日現在のFRANCHISE フランチャイズWEBレポートの人気ランキングによると、人気のあるフランチャイズチェーンは以下のようになっています。

順位 FC名 最低自己資金
1 1人で開業可能なカーリペアビジネストータルリペア 50万円
2 社会貢献ビジネスの高齢者配食サービスライフデリ 23万円
3 圧倒的な店舗数をほこる清掃チェーンハウスクリーニング おそうじ本舗 50万円
4 訪問医療マッサージKEiROW(ケイロウ) 100万円
5 副業からでも出来るインターネット販売支援 CCR 20万円
6 北海道特産品を立地に合わせ選定販売北海道産直館 88万円
7 景気に左右されにくいスキマビジネス張替本舗「金沢屋」 120万円
8 業界のリーディングカンパニーベアーズ 50万円
9 巨大市場!女性専門ダイエットビジネスKAIZENBODY(カイゼンボディ) 100万円
10 無料のレシピ提供から始められる!イタリアン食堂 300万円
11 塗るだけで壁紙を蘇らせる新サービスかべがみ太郎 60万円
12 新電力を提案するだけの代理店ビジネスA-label(エーラベル) 30万円
13 アジア進出も!「串カツ」人気急上昇!本場新世界の串かつじゃんじゃん 500万円
14 健康チェックマシンの集金ビジネス健康ひろば 40万円
15 イタリア・シチリア島発祥スイーツBrigela(ブリジェラ) 600万円
16 そうじの出来る商売人を育てるおそうじ革命 60万円
17 加盟店出店数実績No.1在庫リスクなし買取専門店「おたからや」 392万円
18 京都発祥 牛カツ専門店京都 勝牛 700万円
19 約180万人の住宅ローン難民を救う住宅ローン難民エールプランナー基地 60万円
20 ペット共生型福祉施設障害者グループホーム わおん 400万円

このように、近年のフランチャイズ加盟の初期費用は、非常に低額です。

いっけん、低額ということはフランチャイズビジネスによって金持ち父さんでいうBクワドラントに行きやすくなっていると考えられるかもしれません。

しかし、ここに大きな落とし穴があります。

例えば、ランキング1位のカーリペアビジネストータルリペアについて考えてみましょう。

最低自己資金は50万円とかなり少額ですが、果たしてこのビジネスでBクワドラントに行くことはできるのでしょうか。

近年普及しているフランチャイズビジネスは、このカーリペアのような低額で始められるサービス業が多くなっています。
フランチャイズパッケージとして、技術的なカーリペアなどのノウハウを得る対価として、50万円などの費用を支払います。

このような近年型のフランチャイズビジネスは、個人が自営業的な形で1人で商売をするようなものです。
そのため、Bクワドラントであるビジネスオーナーになるというよりは、Sクワドラントである自営業者への道となっているのです。

確かに、従来型のフランチャイズもいまの時代に存在するため、フランチャイズビジネスによってBクワドラントに行くことは可能かもしれません。
しかし、今日主流となっている低額で誰でも始められるようなフランチャイズビジネスでは、Sクワドラントに行くことになってしまうのです。

金持ち父さんシリーズで言われているフランチャイズビジネスと、いまの時代主流になっているフランチャイズビジネスは、特徴がかなり異なりものになっているということを覚えておく必要があります。

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まとめ

フランチャイズビジネスの定義や仕組み、メリットデメリットから金持ち父さんのBクワドラントへ行くのに適切かどうかという考察まで説明しましたがいかがだったでしょうか?

要点をまとめると以下のようになります。

ポイント

  • フランチャイズビジネスはフランチャイザーとフランチャイジーによって成り立っている
  • フランチャイザーはフランチャイジーにフランチャイズパッケージを提供し、その対価として加盟金やロイヤルティーを得る
  • フランチャイザーとフランチャイジーは対等な立場である
  • フランチャイザーとフランチャイジーにはそれぞれメリットデメリットがある
  • 金持ち父さんシリーズで言われているフランチャイズは古い時代のものであり、いまの時代のフランチャイズとは特徴が異なる
  • 今の時代のフランチャイズビジネスでは、Bクワドラントに行くのは難しく、Sクワドラントに帰結してしまう可能性が大きい

すなわち、「低額で始められるし、とりあえずフランチャイズ加盟をして金持ち父さんでいうBクワドラントを目指そう」と安直に考えないほうがいいです。

金持ち父さんシリーズで言われているフランチャイズビジネスに期待しすぎないように気をつけましょう。

しかし、しっかりフランチャイザーを見極めればBクワドラントへ行くことができるかもしれません。
そのため、フランチャイズ加盟を検討する場合は、フランチャイザーを選択する能力が非常に重要になってきます。

今回はこの辺で終わりにします。

ではまた!

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